今年もぽっぽアドベントの季節がやってきました!ということでまさかのトップバッター、1日目を担当するみなみです。今年のテーマは「枠を壊せ!」です。他の参加者の皆さんやぽっぽアドベントについてはこちらをご参照ください。
幼い頃からアイドルが好きである。一番最初は記憶にもない幼稚園児の頃、幼稚園の行き帰りに「ジェットコースター・ロマンス」を流すよう毎日おねだりし、母親の気が狂いそうになっていたらしい。物心ついてからもアイドルは私の日常に当たり前にいて、たくさんアイドルを見てきたし、CDを買ったりライブに行ったりもした。日常の辛いこともアイドルを見てる瞬間は忘れられる、そう思っていた。いや、今だって忘れられる瞬間もある。だけど大人になって勉強をして、世界が平等じゃないことや差別が蔓延っていることに気付いてしまった時、地続きだった自分の日常とアイドルの世界の乖離が不思議で悲しかった。同じ世界にいるはずなのに、なんでこんなに見えているものが違うんだろう。アイドルはキラキラした世界にいるかもしれないけど、同じ国に住んでいるんだよね?と叫びたかった。ただ結局はいち事務所に所属している社員に過ぎないし、「アイドル」はそんな話はしてくれないしできないだろうな、と諦めていた。「もうアイドルを好きになりたくないよ~」と嘆きながらも好きになってしまうので、アイドルに多くを求めることをやめた。もう傷つきたくないし、私は歌って踊る人を見るのが好きなんだからそれだけでいいじゃないか。と、思っていたところにひょっこり現れて、私の固定観念をぶち壊しにきてくれた人達のことを話そうと思う。今私が一番応援しているアイドル、INIと池﨑理人について!
INIとは、公開型サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(通称日プ)のシーズン2をきっかけに結成された、日本人10名・中国人1名からなるボーイズグループである。2021年11月にデビューをし、日本を拠点に活動している。

今のアー写、組み立てられた鉄パイプに座っているの改めて見たら面白すぎる。
元々、日プのこともJO1・INIの存在も知っていたけど、オーディションの内容やメンバー一人ひとりのことは知らなかったので、シーズン3の予習のために前2シーズンを見てINIについて深く知るようになった。シーズン2を見ている時、練習生に明確な推しはおらず、わりと好きだなというメンバーの中に理人も入っていた。歌もダンスも経験がない初心者だけどラップは大好きで、ラップだけは自信があるとリリックを楽しんで作っている姿を見て好感を持っていた。私はラップをするアイドルが大好きなので……。あと声がめちゃくちゃいい。最終的に理人はデビューメンバー11名のうちの一人に選ばれ、今はメインラッパーとしてグループのラップパート・低音パートを支えている。
Special thanks! message
— INI (@official__INI) 2021年6月20日
ー #池﨑理人 ー
#INI #IKEZAKIRIHITO pic.twitter.com/kzBukHQBGH
シーズン3放送開始前に無事2シーズンを完走し、デビュー曲以外を聞いたことがなかったのでINIの曲を聴いてみた。結構ゴリゴリヒップホップしてて……好きかも。中でもBOMBARDAの初っ端、理人の「BOMBARDA」を初めて聴いたときに衝撃的すぎて、5回ぐらい巻き戻して聴いた。めちゃくちゃかっこいいじゃん!
曲がいいのはわかった。でもみんなのパーソナルな部分はまだまだ分からないし、MVやPV以外も見てみようと、YouTubeにアップされているバラエティコンテンツを見た。これにさらに衝撃を受けた。
バラエティコンテンツの2本目と3本目にアップされている、バレンタイン企画。チョコを手作りし、好きなメンバーにあげるというシンプルなもので、忖度なし&交換ではないので複数個もらえる人もいれば一個も貰えない人もいるのだけど、皆の取り組む姿勢とホモソーシャル感の薄さに衝撃を受けた。もらえることに本気で喜び、喜んでいる人に「よかったね~」と声をかけ、貰えないことに焦ったり悲しんだり、その反応がすごく素直!なぜその人に渡したいのかという理由も照れながら伝えていて、今のアイドルって素直で素敵だな……と物凄く感動した。どうしてもこういう企画をすると「気持ち悪いw」とからかいの文脈で言われたり、見ててウッとなる瞬間があるのだけど、それがなくストレスフリーで見れたのだ。(唯一気になるとしたら「女の子だったら好きになってた」という言葉くらい。別に同性でも異性でも好きなように好きになったらいいんだよ~)そこからバラエティコンテンツを何本か見て、全く気になるところがないわけではないけど、お互いへの気遣い・声かけや相槌、感謝の伝え方が細やかで柔らかく、さっぱりとした年功序列のなさが見ていてとても心地いい。INI、いいじゃん……。
気になったら一瞬で、オタク特有のスピード感で調べ出し、コンテンツを摂取しだした。YouTube、Instagram、TikTok……無料で見れるコンテンツでも無限にある。ちょうど5thシングルのカムバ期間でテレビ露出も多かったこともあり、あっという間にINIのことが好きになっていたし、中でも理人のことが気になってしょうがなかった。とっても褒め上手でいつも皆のことを褒めてくれたり、コンテンツで静かになりそうな雰囲気の時も必ずリアクションや相槌を打って場を盛り上げてくれたり、一社会人として尊敬できるところも多い一方で、ついおふざけせずにはいられないお茶目な部分があったり、メンバーのことが大好きで、大人っぽい見た目とは裏腹に弟気質で寂しがりやで……と知れば知るほど好きなところがたくさんあるのだけど、私に特に刺さったのは、映画の趣味が超合うところ!自分たちのレギュラーラジオでおすすめの音楽やエンタメ作品を紹介するコーナーがあるのだけど、おすすめの映画で『NOPE/ノープ』を挙げたり、マーベル映画が好きで、好きな作品に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、なりたいヒーローにブラックパンサーを挙げたりと、ことごとく私のツボを押さえまくったのである。NOPEは公開日とその翌日にIMAXシアターに駆け込むぐらい大好きな私の2022年ベスト映画だし、映画やサントラはGotGが好きだけど、スターロードじゃなくてブラックパンサーになりたいなんて、こんな人好きにならないわけないじゃん!
と思っていたところに、ある画像をInstagramで見つけることになる。
「STOP BEING RACIST!」と「WHY BE RACIST, SEXIST, HOMOPHOBIC OR TRANSPHOBIC WHEN YOU COULD JUST BE QUIET?」のTシャツ着てる!!!!
「 WHY BE~」のTシャツはフランク・オーシャンが着用していて話題になっていたので、ファンを公言している彼はその影響で着ているだろうということは分かったけど、本当だよね?その意味分かって着てるんだよね?と思う一方で、私服としてそのTシャツを着て、SNSにあげている事実に胸がいっぱいになった。
私は歌って踊る人を見ることが好きで、かっこいい人がかっこつけているのを見ることが好きで、かわいい人がかわいこぶるのを見ることが好きで、だからアイドルが好きだ。アイドルに一番求めることはパフォーマンスだし、多くのことは望まないと決めた。でも「人種差別をやめろ」と発信してくれるアイドルが私の前に現れた。ラップがめちゃくちゃかっこよくて、かわいくてチャーミングで愛情深くて、差別に反対してくれるアイドル。「言ってくれないよな、アイドルだもん」という私の固定観念をぶち壊してくれたアイドル。その日嬉しくて嬉しくてTwitterで大騒ぎして、現実でちょっと泣いた。
そこから本当に怒涛の勢いでINIにハマり、ファンクラブに入って2週間経たずにライブに行き、そのツアーには5公演参加した。勢いの良さに自分でも笑える。そしてツアーのラスト、ドーム公演をした2/24に記事が、大千秋楽の2/25にある動画がYouTubeにアップされた。めざましメディアとINIがコラボして、メンバーが好きなものについて語る動画が順次公開されており、理人の番が回ってきたのだ。大好きなフランク・オーシャンについて、あのTシャツの話もしていた。
彼が身につけてるアイテム、Tシャツとかもすごい調べてます。書いてある内容も差別主義反対とか深いものがあって、僕自体もそういう考えがあったので「ああ、かっけー!」と思ってまねして買ってみたりとか。
彼の音楽もですけど、LGBTQへの反発があった時代にカミングアウトしてありのままを世界に公表して、自分のありのままを出したのがかっこいいし、自分のままでいいんだなっていうのを学びましたね。
京セラドームからホテルまでの帰り道、記事を読んで一人で泣いた。あのTシャツの意味を分かって、自分もそういう考えがあると言ってくれたことが嬉しくて嬉しくて泣いた。しかもフランク・オーシャンのセクシャリティやカミングアウトにも触れていて。もう、こんな最高のアイドルいるかよ~~~~!!!!今この記事を書きながらまた泣きそうになっている。
その後彼と直接お話ができる特典会に参加できることになり、ツアーの感想や新しく出たアルバム、作詞に参加した曲のこと、何について話そうか悩んだけど、理人がいかに最高で、勇気を貰えているか伝えたくて、このTシャツの話をしようと決めた。目の前に立つことも会話することも緊張するだろうし、時間はたったの15秒しかない。何度も頭の中でシミュレーションして、何て返されるかも考えた。「ありがとう」かな?
そして迎えた当日、この日のために買ったお揃いのTシャツは3月の寒空には耐えがたかったけど、着て行った。並んでいる途中でブースの中からあの低いいい声が聞こえてきて、にっこにこの笑顔や感極まって涙しながらブースから出てくるファンを見て緊張が高まりまくった。順番が回ってきてブースに入る。名前を呼びかけたら「Tシャツお揃いやん!」と理人からTシャツに触れてくれて、記憶が飛びかける。でもなんとか「自分もそう思ってるって言ってくれて嬉しかった。ありがとう」と言えた。そしたら私が想像していた何倍も、すごーく優しく「嬉しい、俺も」と目を細めたにこにこの笑顔で返してくれた。う、嬉しい!優しい!大好き!その後私の「理人が世界一や!」には「いや、〇〇ちゃんが世界一や!」と返してくれたけど、本当にあの瞬間、私にとって理人は世界一のアイドルで、そう思わせてくれたことが幸せで、ブースから出て泣いた。理人に出会えて、好きになれて本当に本当に嬉しい。

その後INIは6月に6thシングル『THE FRAME』を発売したのだけど、コンセプトが「僕らを囲う“THE FRAME”を壊す」!リード曲のLOUDには「戦うために向かえ偏見に」という歌詞があったり、メンバーたちもインタビューで壊したいものを聞かれて偏見や固定観念を挙げていて、本当に本当に嬉しい!
佐野 僕は固定観念を壊したいです。世の中にはいろんな人がいて、いろんな考え方があっていいと思うから。誰にも迷惑をかけず傷つけないのであれば、もっと自由でいいんじゃないなかって。
さらに10月に発売した7thシングル『THE VIEW』では「CHANGE THE VIEW -見方を変えれば広がる世界-」というコンセプトで、前作で壊した枠や壁の先で、当たり前のような毎日に革命を起こす、と掲げている。楽曲がかっこいいいのはもちろんだけど、打ち出しているコンセプトや姿勢が本当にかっこいい!先日京セラドームで開催されたMAMA 2024では6th・7thシングルのそれぞれのリード曲を『Revolution : Change the view』というコンセプトで特別パフォーマンスをしているので、ぜひ見てほしい。
本当は許豊凡がマイクロアグレッションについてブログで話してくれたことや、停戦バッジをつけてフェスに出たこと、デビュー当初は男らしいと言われたがっていた髙塚大夢の変化の話とか、西洸人がプラメで選挙行こうねって言ってくれた話とか、尾崎匠海がラジオで選挙行ってきた報告をしてくれた話とか、話したいことがいっぱいあるし、メンバー11人が個性的で魅力的で、INIという最高のアイドルについて知ってもらいたいことがたくさんあるのだけど、今日中に記事がアップできなくなるので今回はここまで!
これから年末にかけて大型歌番組に出る機会もあるので、INIを見かけたらこの記事のことや、彼らが発信しているものを思い出してくれると嬉しいです。INI、最高のアイドルグループだし、これからも最高を更新してくれるはずだからよお!
明日2日目の担当はQcさんで、日食なつこを聴いて退職を遂行できたお話とのことで私も楽しみです!